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ソヤビーン

ソヤビーンはヒンディ語で「ワリ」と言います。「アルワリ」といえば、じゃがいもとソヤビーンのカレーのことです。 ソヤビーンは、大豆の粉を丸めて乾燥させて作る乾物です。水で戻して使います。インドではかなり一般的ですが、他の国にはないインド特有の食材です。 食感は肉に似ていますが、原料は大豆なので、低カロリーで高たんぱく、「肉は食べたいけど、ダイエットもしたい。」というヘルシー志向のインド女性に大人気です。

また、インドにはもともとベジタリアンが非常に多いので、女性だけでなく、ベジタリアンにも大変人気が高い食材です。 さらにインドではベジタリアンに限らず、ヒンドゥ教徒の場合「肉を食べてはいけない週間」が年に数回ありますが、 そういう時期に肉の代用品として重宝されています。

インド家庭料理ラニでは本日のカレーや、季節の野菜カレーに入っているときがあります。また、インドではよくピラフにも使います。

このソヤビーン、最初に食べたときは、未知の食感にちょっと戸惑いを感じるかもしれません。 しかし、食べなれると病みつきになります。日本の食材でいうと「高野豆腐」に似ていて、高野豆腐そのものにそれほど味はないが、「だし」が染み込んでたいそうおいしいものに変身します。 ソヤビーンも同様、ソヤビーンそのものにはそれほどの味はないのですが、カレーに加えることによりそのうまみが凝縮されて染み込んでいて、本当においしいのです。 そういう意味では肉よりも味わい深い、とさえ感じられます。ぜひ一度ご賞味ください。

ソヤビーンを使ったインドカレーの作り方

こんなパッケージで売っています。 水でさっと洗います。 ボイルします。 ちょっと大きくなりました。 カレーに肉を入れるのと同じタイミングで投入します。 充分味が入ったところでできあがり。 アルワリ◆ソヤビーンとじゃがいものカレー

  1. ソヤビーンは水で軽く洗います。
  2. ボイルします。
  3. カレーを作るときに肉を入れるのと同じタイミングで投入します。
  4. 味がしみこめば出来上がりです。

ソヤビーンピラフの作り方

インド人シェフのブログ:ソヤビーンピラフの作り方

日本で手に入れるには?

ソヤビーンは、日本では「大豆グルテン(ベジミート)」と呼ばれているようで、健康食品や自然食のお店、マクロビオティック(正食:穀菜食)関係のお店などで手に入ります。 また、カップ麺の具として入っているチャーシュー(肉)もどきが、「大豆グルテン(ベジミート)」からできているものもあります。以外と身近な食材かもしれません。 それにしても、カップ麺と言えば、マクロビオティックや自然食とは対極にある食べ物のような気がしますが、意外なつながりがあるものです。食の奥は深いです。

ソヤビーンパッケージの商品説明

100% VEGETARIAN "Nutrela" High protain soya chunks

Rich in protains and essential amino acids. 100% vegetarian. Provides natural vitamins and minerals essential for growth. Low in cholesterol, fats, saccharides and salt. Light and easy to digest. Excellent for slimmers, growings children, expectant mothers, diabetics, convalescents, cardiac patients and the aged.

たんぱく質含有量比較グラフ

和食と大豆

お豆腐、納豆、味噌すべて日本を代表するヘルシーな食材です。 すべて原材料は大豆。 また日本の味を代表する調味料、醤油もやはり大豆から。大豆なしに和食は語れませんね。 そんなわけでこのソヤビーン。和食との相性や、日本人との相性もいいのではないかと思っています。