インド人のイメージ
インド人の男性は、みんなターバンを巻いているものだと思っていました。でも実際は違いました。 日常ターバン巻いているのは、シィク教の方々です。シィク教の方はインドの人口の2%程度と言われています。 男性100人に2人しか巻いてないんですよ。実際のインドは「ターバンの人だらけ」ではありません。 むしろターバンの人の方が少ないです。
シィクの方々は、髪の毛を切らないそうで、あのターバンの中にはなが~い髪の毛が収まっているそうです。 慣れているとはいえ、うまく巻くにはそれなりに時間がかかるそうです。 シィク教徒は、男児もターバンを巻いているのですが、プチターバンという感じで、 まだ髪の毛が少ないからかそんなに大きくはないのですが、なぜか頭の前の方におだんごがついていてとてもかわいらしいです。
普段はターバンをしないヒンドゥ教の方々も、行事の時などには、頭にピンク色の布を巻いたりします。 また、ヒンドゥの方でも昔は日常ターバンを巻かれている方もいたようです。 ちなみにインド家庭料理ラニのインド人スタッフのおじいちゃんのゴパルダスさんは、年中ターバンをしていたそうです。 亡くなってしまった今は、その理由は不明です。
インド人=ターバンのイメージはどこから来たのでしょうか。 シィク教の方々は、貿易の仕事をしている方や銀行家の方が多く、 外国人がよく接するインド人がシィクの方だったからというの理由のひとつのような気がします。
1960年代のヱスビーのCMで「インド人もびっくり」というのがあるらしいですが、 おそらくこのCMの映像もインド人=ターバンだったのではないでしょうか? (その時代の日本を知らないので推測ですが。)
レインボーマンも「インド人=ターバン」の布教?に一役かっているかもしれません。 なんてたって、「インドの山奥で修行」しちゃってますからね。
インドの航空会社エアインディアのシンボルマークもターバンのインド人ですね。 これはインド人自ら、ターバンをインド人の特徴として広報していることになりますね。