ホーム > インドの文化 > インド時間

インド時間

日本では電車は時刻表通りに来るのが当たり前ですが、インドではそうではありません。 特に長距離列車だったりすると、数時間遅れなんていうのもザラです。 日本ほど列車の運行時刻が正確な国は他にないようで、それをそのまま諸外国に当てはめてはいけないらしいです。

しかしその事を考慮したとしても、インド時間は、日本人の時間感覚からするとかなりアバウトです。 例えば、結婚式の披露宴が始まると決まっている時間になっても、ちっとも始まらないのです。 結局始まるのは、2時間遅れとか。日本だったら、もう披露宴終わってるし。 次の組の披露宴が始まっちゃうよってな感じなわけですが、インドは違うんです。

誰も怒っていないし、先に集まっている人達は、雑談したり、何か食べ物を食べたりとかかなり和やかにすごしているのです。 誰も「いったいいつ始まるんだ!!」とかイライラしていないのです。

集合時間の10分前にはその場所に着いてしまうタイプの私には、この時間感覚は理解不能でした。 時間にアバウトという点では「約束の重み」も違うように感じられます。 そしてキメ台詞は、なんにでも使えてオールマイティな「ノープロブレム」です。 インドにいると、時に、自分の人間の器が小さいのかなと思えるときがあります。(笑)

ちなみに、誤解のないよう念のために言っておきますが、 ラニのインド人スタッフは、「ビジネスにおいて」は時間厳守です。 指定された時間の30分ぐらい前には到着していますね。ちょっと遠い場所だったりすると、 余裕を持ってでかけて、道がすごくすいていて1時間も前についてしまうこともよくあります。 その心は「これだから外人は…」と言われたくないからだそうで。

関連リンク