ヨガ

3000年ほど前インダス文明の頃に、インドで始まったとされるヨガ。 日本でも、かなり以前からその存在は知られていたと思いますが、最近はブームと言ってもいいかもしれません。

フィットネススタジオで、ヨガのプログラムがないところを探すのは難しいと思います。 ヨガ専門のスタジオもかなり増えてきているようです。

最近は単なる「ヨガ」という呼び名ではなく、「○○ヨガ」と紹介されることも多く、深く掘り下げられているように感じます。 いろいろなスタイルがありますが、ハリウッドセレブが流行の源であり、日本でも大ブームのピラティス、パワーヨガなどの全てのヨガは「インドのヨガ」からスタートしました。

ダイエットとヨガ

インドでは「太っていることは裕福の証」とされ、多少「太ってないとカッコ悪い」というような考えも過去にはありました。 パジャマの語源と言われる民族衣装パンジャビドレスのパンツが、多少太ってもサイズ調整が自由自在になっているというのも、自分の体の変化に気づきにくいという点で、肥満の遠因となっているかもしれません。

最近は「映画の女優さんみたいに!」とインドではダイエットが大流行しています。 空港にはものすごく大きな「やせる薬」の看板があったりします。効果があるのかないのかはよくわかりませんが、ものすごい種類の「やせ薬」が販売されているのです。

ハリウッドや日本だけではなく、発祥の地インドでもヨガは「究極のダイエット法」として女性の間で見直されているようです。 シェイプアップ、美容効果だけでなく、健康な肉体の維持、癒しやリラクゼーション効果も注目されるている点です。

インドにおけるヨガ

日本ではヨガは「レッスン」してもらうもので、当然レッスンフィーも必要だったりします。ヨガ大流行の欧米でも同様だと思います。 でもインドでは有料のヨガ教室というのはあり得ないそうです。 インドも広いので、インド全土を調べたわけではないのですが、ラニのインド人スタッフの生活圏内のインドで、有料のヨガ教室を見たことはないそうです。

ヨガでお金をもらおうとか、ヨガにお金を払うという発想がないそうです。 それだけ、生活と一体になっているということだと思います。

インドでは学校の授業にヨガのクラスがあるそうです。 これは、ストレッチするなどの実際に体を動かすことと、呼吸法を習ったり、瞑想をするなどの精神に働きかけるものを組み合わせた授業だそうです。 信仰とも大きなかかわりがあります。

学校を卒業してからは本を見たりビデオを参考に、自分なりに健康維持のためヨガを続ける人が多いようです。 また、ハリドワール、リシュケシュなどにあるヨガを教えてくれる場所(お寺:アシュラムなど)にいけば、お坊さんが誰にでも教えてくれるそうです。